「プロが教える、失敗しない中古物件選びのコツ~「建築確認」編~」

こんにちは! リウイルトラストです。

 

今回は、「プロが教える、失敗しない中古物件選びのコツ」第2弾です。不動産がプロの目線から、中古住宅を購入する際のポイントや注意点などをご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいませ。

今回のテーマは、「建築確認」です。

 


■建築確認とは?

建築確認とは、簡単に言えば、その家が建築基準法や規定を適合しているかどうかを着工前に審査するものです。

建築主事を置く地方公共団体、もしくは指定確認検査機関と呼ばれる地方公共団体に申請し、「確認済証」の交付を受けて初めて着工ができます。

そして、工事が完了したら、再び申請したとおりに建物が建てられたかどうかの「完了検査」を受け、「検査済証」の交付を受ける、というのが家を建てる時の基本的な流れです。

 

しかし、実はこうした申請や検査がキチンと行われるようになったのは、2005年の「耐震偽造事件」以降のこと。それ以前は手間やコストの問題で建築確認がないままに建てられた家というのが、実は割とたくさんあるのです。

1998年度時点の完了検査率(検査済証交付件数/建築確認件数)は38%、それ以前に遡ると、完了検査率が5%程度だった時代もあります。

 

■建築確認や完了検査を受けていない物件にはどんなリスクがある?

では、実際に建築確認や完了検査を受けずに建てられた家には、どんなリスクがあるのでしょうか? 下記に挙げてみましょう。

 

● その物件が違法な建築物だった場合、住宅ローンが組めない可能性がある
● 近隣とトラブルになっている可能性がある
● 将来的に増改築する時、新たな建築確認が取れない可能性がある

 

建築確認や完了検査は、建築主が行うべきものです。しかし、本来なら家を建てる時に行う手続きを、20年も30年も経ってから行うのは実際のところ難しいでしょう。


リウイルトラストでは、建築確認がない物件に関しては、そのリスクについてキチンと説明を行っています。前回ご紹介したインスペクション、今回ご紹介した建築確認、その他住宅購入に関する不安がお有りの場合は、なんなりとご相談ください。

 

物件に関するメリット・デメリットを明確に、きちんとご説明し、誠実に対応させていただきます。