こんにちは! リウイルトラストです!
中古物件選びで失敗しないためのコツを、プロの目線からこっそり教えちゃう本シリーズ、今回のテーマは「設備のチェック」編です。
せっかくのマイホーム、住み始めた途端に設備のトラブルが起こったら、残念ですよね。ここでは、中古住宅選びの際にキチンと見ておくべき、設備のチェックポイントについてご紹介します。
■見た目が綺麗でも、リフォームが必要かもしれないのが電気関係
電気の使用量は、時代の変化と共に大きく変わってきています。
デスク周りには、パソコンやモニター、プリンター、スキャナー、シュレッダー。各部屋にテレビやレコーダー、冷暖房器具。キッチンでは電子レンジにオーブン、炊飯器、コーヒーメーカー、電気ポット、IHコンロ。
現代の家は電化製品でいっぱいです。しかし古い建物の場合、そうした現代のライフスタイルに、家の電圧や配線が対応していないことも…。
電圧が足りないと、複数の電化製品を同時に使ったときブレーカーが落ちてしまうなど、不便な不具合が頻発してしまいます。
平成9年前後以降の建物であれば、比較的大丈夫な場合が多いのですが、それ以前の建物は、分電盤の交換や専用回路の引き直しといったリフォームを検討したほうが良いかもしれません。
■水回り
水回りは、基本的にリフォームを前提に考えることをオススメします。
というのも、設備の寿命は基本的に15年~20年程度だからです。もちろん、それを過ぎても問題なく動いている設備もたくさんありますが、それは毎日使い続けているからこそ、とも考えられます。
一旦売りに出されて水道が止まると、次に使い始めた途端に水周りの設備が壊れてしまう、というのは実はよくある話です。
「見た感じ、まだ使えそう」とそのままにして、いざ住宅ローンが始まってから水周りに不具合が出ると、住宅ローンを支払いつつ、水周りのリフォームを現金やリフォームローンで直さなくてはなりません。リフォームローンは住宅ローンに比べると短期間でしか組めず、金利も高いので、住宅ローンと平行して支払っていくとなると大変です。
それなら、設備には寿命があることを予め見越して、水周りのリフォームを最初から実施して、その代金も住宅ローンに一本化してしまうのが得策ですね。
今回の、プロが教える中古住宅選びのコツ「設備のチェック編」、いかがでしたか?
これからも、プロならではの目線でお届けする中古住宅選びのコツを随時発信していきますので、どうぞお楽しみに!