こんにちは!リウイルトラストです。
土地に関する用語の中に「法地(のりち)」「ひな壇」があります。
法地とは、切土や盛土によって宅地になった土地のことを、法地といいます。
切土、つまり、土地の斜面を切り取って宅地にした法地は、元々の地盤が強いケースが多いといわれていますが、田んぼや湿地を盛り土によって宅地にした法地は、地盤が弱いケースが多いようです。
地盤が弱いということは、家が傾く、自然災害のリスクが高まるなどのデメリットがある土地、ということですので、注意が必要です。
土地の地盤について知りたい場合は、以下の様なチェック方法があります。
●自治体に問い合わせる。
●土地周辺を歩いて、近所の人に尋ねてみる。
長くその地域に住んでいるご年配の方などは、その土地が元々どんな用途の土地だったのか、よくご存じだったりしますよね。
ひな壇とは、山を切り拓いて造った階段状の造成地を「ひな壇」といいます。
法地と同じく、道路よりも地面が高くなっている土地が多いです。
ひな壇は、一般的な住宅に比べて土地の価格が安く、高い場所にあるため、通行人から家の中が見えにくい(プライバシーが守られやすい)といったメリットがあります。
また、日当たりや風通しも良いのですが、一般的な宅地に比べて、地盤が弱い可能性が高い、というデメリットもあります。
地盤が弱ければ、その改良工事にそれなりの費用が発生します。
そこで安全性についてはどうなのか?とご質問をいただくことがございます。
仮に、法地に築30年の中古戸建があったとして、その傾きが6/1,000以下なら、そこがたとえ法地であっても、地盤がしっかりした土地だったと考えることができるでしょう。
一方、リスクが高い家は、外壁や基礎に大きなヒビが入っているような物件です。
いずれにせよ、実際に家がどれくらい傾いているのかは、インスペクションで把握することができます。