自身が所有する戸建てやマンションなどの不動産を売るときは、どのくらいの価格で売れるのか気になりませんか?
不動産売却の相場は物件の状態だけでなく、世の中の景気など様々な要因によって変動します。
また、相場に見合った価格で売り出すことは結果的にその物件の売れやすさにも影響するため、相場を調べておくことは非常に重要です。
しかし、売却相場はどのように調べればいいのでしょうか?
土地総合情報システムを利用する
国土交通省が公開している「土地総合情報システム」では、各地域でおこなわれた取引の情報を知ることができます。
全国の土地や戸建て、マンションが対象となっており、3か月に1回のペースで価格が見直されています。
下記の手順で取引価格のデータベースを見ることができます。
参考:https://www.land.mlit.go.jp/webland/
レインズ・マーケット・インフォメーション
戸建てやマンションの取引情報については「レインズ・マーケット・インフォメーション」で見ることができます。
市場に出ているすべての不動産情報が集まるレインズが管理しているシステムで、実査の成約価格に基づいた取引データをチェックできます。
参考:http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do
不動産ポータルサイトの「売り出し価格」から調べる
SUUMOやアットホームなど、不動産に関する総合サイトは数多く存在します。
売り出し中の物件も同様に多数掲載されており、自分のエリアに近い物件がどれくらいの価格で売り出されているのかを自由に検索することが可能です。
ただし、不動産ポータルサイトに載っている価格は「売り出し価格」であって「成約価格」ではないということを覚えておきましょう。
それってどういうこと・・・?
ポータルサイトに載っている価格の中には、相場より高い値段で販売されている場合や実際には掲載されている金額から値段交渉が入り成約に至るケースも多くございます。
売り出し価格=成約価格ではないということは頭に置いておきましょう。
一人で考えすぎず、プロに相談することが大事
実際に自分なりに相場を調べたとしても、冒頭にお伝えしたような世の中の景気やエリアの人気度などによって相場が大きく変動することもあります。
高く売るためには相場だけでなく、物件の良さをしっかり評価して査定してくれる不動産業者を見つけることが大切になってきます。
市場調査が上手な不動産会社や、真摯な対応で好印象なところは、相場を下回る様な提案をせずに、買主を見つけてくれるはずです。
反対に、相場よりも大きく上回った査定金額を提示された場合には少し注意が必要です。
高く査定してくれた不動産業者へ売却を依頼したが、反響がなくどんどん値段を下げていったなんてことも実際にはございます。
ご自身である程度相場を調べておき、不動産業者の査定金額と照らし合わせてみるのもひとつかもしれません。